どうもミルクです
s35で2位を取ったので記事を書きます
並び
構築経緯
慎重HBホウオウとHDナットレイの並びが使用者の力量で無限に対応範囲が広くなる事に気付いたのでこの2体から構築を組み始めた。
この2体はルギアやムゲンダイナ等の受けポケモンやゼクロムやインファワイボザシアン等の異常火力ポケモンに安定して立ち回る事が難しかったので受けポケモンをトリックで崩せて対面的なポケモンに展開を取りやすい耐久振りスカーフ黑バドレックスを3体目に採用した。
この3体だとイベルタルにダイアーク連打されるだけで壊滅しかねないので入れ得ポケモンでありイベルタルに滅茶苦茶圧を掛けれるザシアンを4体目に採用した。
この4体だとザシバドオーガイベルみたいな並びにホウオウやナットレイが役割集中される展開が少し気になったので対面的に動けて入れ得ポケモンのチョッキカイオーガを5体目に採用した。
この5体は電気の一貫がある+火力のあるグラードンや玉ランドロス、玉ホウオウ等のサイクルブレイカーがキツかったので電気の一貫を切れて選出画面で崩し枠を誘いながら有利展開を取れるHB眠カゴジガルデを最後に採用して構築が完成した。
構築コンセプト
・自分の力量で対応範囲を極限まで広くする
・自分のやりたいポケモンをやる
個体解説(採用順)
ホウオウ@厚底ブーツ
特性:再生力
性格:慎重
213(252)/150/141(244)/X/191(+)/112(12)
聖なる炎
電磁波
自己再生
最高の神鳥。
幻環境の最強ポケモンであるザシアンに対して5分以上に渡りあえる性能を有しており、聖なる炎火傷による詰ませ、ダイジェットによる崩し、再生力によるサイクル性能と全ての要素が最強だった。幻環境ではこのポケモンが強すぎるためメタが凄まじくあらゆるところから岩技が飛んできたり特化ワイボザシアンが爆増したが逆に言うと岩技や特化ワイボザシアンでしかホウオウを見れてない人が多くそこを上手くケアすることで無限の強さを誇った。最終戦ではこちらの選出が全部バレて半壊してる状況から2.5体持っていったあと聖なる炎を外して負けかけるという神鳥とアホ鳥両方の要素を含んだ動きをして最後まで芸人魂を貫いてくれた。伝説二体からずっと使ってる最高の相棒。
ナットレイ@食べ残し
特性:鉄の棘
性格:生意気
181(252)/114/153(4)/X/183(+252)/40
叩き落とす
宿り木の種
守る
使用難易度SSSの一般ポケモン。
宿り木の種と守るは確定枠として残りの枠はカイオーガ意識の種マシンガンやダイスチル媒体としてジャイロボールなどが一般的であるが、今回は黒バドレックスに対面強く出れて有利対面作った時にザシアン以外に対して確実に負荷をかけれる叩き落とす、ルギア絡みや対面構築に無類の強さを誇るステルスロックを採用した。この技構成にする事で本来は宿り木を打たないといけない場面で叩き落とすやステルスロックなど確実に負荷をかけれる技を打つ事で安定して勝率を伸ばすことが出来た。種マシンガンやジャイロボールが無いことでキツいポケモンは眼鏡カイオーガ、竜舞ネクロズマ、剣の舞ザシアンだが眼鏡カイオーガは草技があってもダイマ択などで正直不利展開を取りやすく黒バドレックスと眼鏡カイオーガの個体数まで考えると黒バドレックスをケアした方が勝率が高くなる、竜舞ネクロズマは後述するジガルデでケア出来る、剣舞ザシアンはプレイングでどうとでもなるので種マシンガンとジャイロボールを切ったせいで困る展開には殆どならなかった。逆に叩き落とすやステルスロックがあることで出来る強い動きが沢山あったり勝てない構築に勝てるようになったので少なくとも本構築ではこれが最適解だった。ちなみにBに12振られてるのはなんか調整意図があるわけではなく純粋に振り間違えてるだけでこれに気づいたのはムゲンダイカップの終盤だった。
黒バドレックス@拘りスカーフ
特性:黒の嘶き
性格:控えめ
187(92)/94/131(244)/217(+100)/121(4)/179(68)
アストラルビット
ドレインキッス
トリック
HB-特化ザシアンの巨獣斬確定耐え
C-無振りイベルタルをアストラルビット+ダイフェアリーで確定
S-意地マーシャドー抜き抜き
受け攻めサイクルの王。
幻環境ではこのポケモンを明確に止めれるポケモンが極端に少なく構築に入れて置くだけで相手に非常に圧がかかるため相手の選出が非常に読みやすく全対応に近い選出を出来るだけしようとする人が多い上位帯でこそ仕事が出来るポケモンだと感じた。正直そこまで出さなかったが出した対戦ではトリックによる受け崩し、ステルスロックと黒の嘶きを絡めた抜き性能などちゃんと強いところを活かして活躍させる事が出来たのでそこは良かったと思う。ただ明らかに素早さが過剰で素早さをもう少し火力に回してたら勝てる対戦が何個かあったのでそこは反省点。
ザシアン@朽ちた剣
特性:不撓の剣
性格:意地っ張り
199(252)/210(+4)/136(4)/90/154(+148)/181(100)
巨獣斬
戯れつく
バークアウト
電光石火
HD-臆病カイオーガの潮吹き確定耐え
臆病黒バドレックスのアストラルビット+C-1
アストラルビット確定耐え
S-意地ザシアンミラー意識して出来るだけ高く
最強の王。
技構成は巨獣斬戯れつく電光石火までは確定で残り@1の枠は剣の舞やワイルドボルト、聖なる剣など色々考えたが最終的には黒バドレックスを誘いながら倒す事が出来るバークアウトになった。この技を採用する事でザシバドオーガイベル@2みたいな並びに対して初手投げが安定するため選出択を回避しながら立ち回っていく事が出来た。またHDSにちゃんと振る事によって構築単位で呼ぶインファワイボザシアンがSにそこまで振らない個体しかいなかったので対面勝てたり、襷黒バドレックスを安定して処理出来たりと最高の調整だった。イベルタルにダイアークを打たせにくい、型の匿名性が高い、全てのスペックが超高水準、伝説を無制限に採用出来る等の理由からこのポケモンを幻環境で入れてない人は全員舐めプだと本気でこのルールが始まってからずっと思うくらい最初から最後までこのポケモンを評価していた。こいつも伝説二体からずっと使ってる最高の相棒。
カイオーガ@突撃チョッキ
特性:雨降らし
性格:控えめ
193(140)/x/111(4)/211(+172)/161(4)/134(188)
潮吹き
波乗り
雷
冷凍ビーム
C-197-136ザシアンを雨下潮吹きで確定
S-無振りルギア意識
海王。
ばこっきーに教えてもらったHCSチョッキカイオーガを少しだけ自分好みの調整にして使用した。従来のチョッキカイオーガはCにかなり努力値を振るため無振りルギアより遅くなるか、耐久ラインを犠牲にするか、の嫌な選択肢を迫られてたがCのラインをH振りザシアンを落とせるラインまで抑える事で、耐久と素早さのラインを確保出来るためチョッキカイオーガの本質であるザシアン+裏のポケモンまで殴り合える性能を損なわず殆どのHBルギアの上から行動出来たので非常に使用感は良かった。また、初手ダイマで対面的に動くのも強いがサイクルを回して通す動きも強く特にダイナイベルネクロみたいなムゲンダイナだけでカイオーガを見てるような並びはオーガナットジガルデと投げる事で無限にレートを吸い上げる事が出来た。幻環境では最初から最後までザシアンと同じくらい評価していた最強のポケモンだった。このポケモンを入れたから最終2位まで行けた、ありがとうカイオーガ。
ジガルデ@カゴの実
特性:スワームチェンジ
性格:腕白
ワイドブレイカー
サウザンアロー
龍の舞
眠る
通常形態
215(252)/121(4)/182(+196)/x/116(4)/122(52)
PF
323(252)/121(4)/182(+196)/x/116(4)/112(52)
S-通常形態の時S+1で意地マーシャドーを抜ける
総てを喰らう蛇神。
幻環境で地面枠を何にするか悩んでる時に突如ジャッサンから提案された神の型。この型自体は伝説2体ルールでモヤシールドさんが使ってたがHBに寄せてホウオウナットと併用する事で選出出来る幅を極限まで広くする事が出来た。このポケモンを入れる事でホウオウナットキラーとして有名なグラードン、剣舞玉ランドロス、玉ホウオウ、特化インファワイボザシアン等に後出ししながら展開を取るという見えにくく強い動きで上記のポケモンだけでホウオウナットを倒した気になってる人は全員返り討ちにする事が出来た。他にも龍の舞ネクロズマには後投げしてワイドブレイカー連打するだけで受け切る事が出来るのでそのままtod出来たり、龍の舞を見せることでアタッカー型だと誤認してダイマを切ってくる相手に対してワイドブレイカー+眠るを合わせるだけで簡単に受け流してそのまま勝つなど何もかもが最強だった。このポケモンのお陰で僕のやりたいポケモンが出来た、ありがとうジガルデ。
構築の要点
・崩し枠に崩されないサイクル構築
ホウオウナットは基本的に崩すポケモンを選出しないと一方的に展開を取られるため相手は玉イベルタルや火力のある地面枠でホウオウナットを崩そうとするが、そこにザシアンやジガルデなどを合わせる事で相手が無理矢理崩そうとしたらザシアンやジガルデで切り返す、サイクルの中で崩そうとする相手にはこちらもホウオウナットでサイクルを回す、という相手のプレイングに合わせてこちらの動きを変えることで相手の崩しを安定して往なすことが出来た。
・強い選出を複数用意する
ホウオウナットは確かに対応範囲が広い並びだがそれだけを投げると相手に選出を一点読みされたりどうしても勝てない並びが存在してしまう。そこで別の強い選出を用意する事でホウオウナットでは勝てない相手には別の選出、それでも不利展開を取る構築にはまた別の選出…というふうに強い選出を複数用意する事で選出画面で詰むという状況を極限まで減らす事が出来た。
後書き
s34とs35は正直終わった今でもなかなか酷い環境だと思うけど、そんな環境でも2回2位を取れたのは自分のプレイングの成長を実感出来て嬉しかったです。僕の8世代はもう少しで終わるけど次の9世代でも8世代の時と同じように最終1位を目指して頑張りたいと思いました。
ポケモン剣盾は最高のゲームです。
・色証ナットレイを乞食させてもらったるねちゃんさん
・A0カイオーガを貸してくれたシュークリムさん
・一緒に構築を考えたじゃすぽけさん
・何回も個体相談させてもらったうわっきーさん
・ポケモン剣盾
本当にありがとう!